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NEWS

2025.11.18

テレビ朝日・ローカル各局にて、主演・板垣李光人がペリリュー島の戦地跡を巡る特別番組の放送が決定!

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』の主演声優である板垣李光人が、アフレコを行う前に、物語の舞台であるペリリュー島を実際に訪問しました。

戦争の真実が忘れ去られようとしている現代。23歳の板垣にとって、80年前の戦争はともすれば遠い世界の出来事です。だからこそ板垣は、自ら戦跡を巡って戦争を肌で感じ、そのリアルに触れることで、この作品に真摯に向き合おうとしました。今回の訪問は、その「本気度」を強く示すものとなりました。

 

その様子を収めた特別番組『80年間 時が止まった島“ペリリュー” 板垣李光人が見た…忘れ去られた戦争の真実』が、この度テレビ朝日で放送されることが決定いたしました!

 

ペリリュー島は東京から約7時間で向かうことができます。現在の人口は約470人、面積は約13k㎡のこの小さな島は、80年前、太平洋戦争の激戦地となり、多くの人が命を落とした場所です。

日本軍約10000人に対し、米軍は40000人以上で上陸しm最後まで生き残った日本軍はわずか34人という壮絶な戦いの爪痕が、今もなお島全体に生々しく残っています。

「80年間 時が止まった島」と呼ばれる現地に降り立った板垣は、多くの日本兵が生活し、そして亡くなった千人洞窟を訪れました。

当時の人々が感じたであろう実際の暑さ、狭さ、暗さを肌で感じ、「本当に壮絶だったんだな」とコメント。洞窟内には、当時の瓶や酸素ボンベ、硯(すずり)などがそのまま残されており、板垣は見つけたカニを前に「当時はこのカニが大切な食糧源だったのだな」と、そこで生きた人々に深く想いを馳せました。

 

また、今回解禁された写真にもある、砲撃で天井が抜け落ちた日本軍司令部跡では、トイレや浴槽といった生活の痕跡も色濃く残っています。米軍が最初に上陸し、激しい戦いで砂浜が血に染まったオレンジビーチでは、板垣は当時の日本兵と自身が同年代であることに触れ、「今自分が立っている場所と同じ位置から日本兵が同じ景色を見ていたかもしれない」と静かに語りました。

当時の生活が色濃く残るペリリュー島の跡地を巡る中で板垣は、戦争が「これまでのように物語の中のものではなく、ノンフィクションとして感じる」と、その重みを噛みしめていました。

 

現地では、パラオ共和国の観光大臣、ニライべラス・メトゥール氏とも対談し、大臣は、親日的なパラオの現状と日本との美しい関係性を知ってほしいと語りました。

そして、これから当時の日本兵・田丸均を演じる板垣に対し、「現代において戦争の話は、人が語り継ぐよりもメディアからの影響力が強い。映画を通じて、戦争が与えがちなネガティブで暗いイメージだけでなく、明るいパラオのこと、日本との関係性、そして若い人へ平和のありがたさを伝えてほしい」と期待を寄せ、板垣も大きく頷きました。

 

ペリリュー島への訪問を終えた板垣は、「一層、戦争を起こしてはいけないと感じた」と強く語ります。戦争が忘れられていく現代。23歳の板垣がその目で見た「戦争の真実」を追い求める特別番組を、ぜひお見逃しなく。

 

▽詳細情報はこちら

https://peleliu-movie.jp/news/update/11181500.html